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2026/03/22 17:34
深いノンレム睡眠とレム睡眠の割合が多い
子どもの睡眠の特徴は高齢者とは反対に
・深い睡眠が多い
・レム睡眠の割合が多い
・睡眠時間が長い
というのが特徴です。総睡眠時間は下図にあるように、新生児で15~16時間で小児期で12時間、思春期にいたって8時間とおとな並みになってきます。その中でも特徴的なものはレム睡眠の割合がおとなに比べてかなり多いのです。レム睡眠は脳に入った情報を整理する役割を果たしていますので、覚えることの多い幼児~小児期にレム睡眠が多いのもうなずけます。

脳を育てるレム睡眠、身体を育てるノンレム睡眠
レム睡眠は脳を育てる睡眠です。さまざまな情報を整理するため、3歳児まではレム睡眠の割合が多いのです。
逆にノンレム睡眠は身体を育てる睡眠です。ノンレム睡眠時には成長にかかせない成長ホルモンが分泌されます。特に寝入ってから最初に入るノンレム睡眠が最も深い睡眠で、この時に多く成長ホルモンが分泌されます。
子どもは汗をかいて育つー寝具の吸湿発散性が重要
一般に睡眠の深さと発汗は比例するといわれます。最初のノンレム睡眠は最も深い睡眠ですので、このときに最も多くの汗をかきます。成長ホルモンが多く分泌するため、最初のノンレム睡眠が重要なのですが、このときに発汗に対して吸湿が不十分だと、寝床内の不快指数が増大し、深い眠りが妨げられ、成長ホルモンの分泌を阻害してしまいます。
イギリスのオックスフォード大学での研究では、未熟児に対して、ウールとポリエステルのふとんでの生育を調べた結果、ウールのほうが成長が大きいという結果がでています。これも吸湿性の悪いポリエステル繊維に比べ、ウールの吸湿発散性が優れているため、寝床内の湿度が抑えられ、結果的に成長ホルモンが多くでる、良質な睡眠がとれたからではないかといわれています。
これらの結果から、最初の多量の発汗時に十分吸湿発散が対応できる寝具を使うことが、子どもの生育にかかせない、という仮説がえられるのです。
良い睡眠は身体が良く育つ
成長ホルモンは文字通り、身体を成長させるためのホルモンです。上記の通り、しっかりと成長ホルモンがでるように、寝具を整えることが大切です。
良い睡眠は脳が良く育つ
睡眠が良いと脳の海馬(記憶を司る部分)の成長が良いという研究結果が出ています。睡眠のリズムが良いと、ノンレム―レム睡眠のバランスが良くなり、記憶も良くなるとされています。
良い睡眠は心が健やかに育つ
睡眠不足や睡眠の質が悪いと、イライラ感が増えるという調査がでています。どうしても夜型で睡眠時間が取れなくなっている子供たち、正しい生活習慣で良い睡眠を取ることが、身体だけでなく心も安定した成長につながります
子ども(乳児や幼児を含めて)の寝具はどのようにすればいいか
一番重要なのは、吸放湿性です。汗を素早く吸って、素早く放出することです。ポリエステルなどの合成繊維の寝具はできる限り避け、綿やウールなどの自然素材が100%のもの、もしくは割合の多いものを使いましょう。